新レーベル calls(コールズ)のご案内
2018.11.3
みなさまどうもこんにちは。
クルミド出版の今田です。
クルミド出版として新しい出版レーベルを始めます。
名前はcalls(コールズ)
call & response(コール・アンド・レスポンス)から取りました。
本を著すことは、書き手や出版社にとっては
「おーい」と、周囲へ呼びかけるようなものだと感じています。
その上で、ぼくらは出版業とともにカフェをやっていますので、
呼びかけへの応答をカフェという場でリアルに受け止めながら、
読み手の人たちと一緒になって本を育てていけるような、
そんなレーベルをつくりたいと考えました。
そういう視点に立つと、
本は必ずしも完成形でなくてもいいのかもしれないと思うようになりました。
完成度を高めようとするあまり、
その本が本来持つ熱量を失ってしまうくらいなら。
評価の定まった本は文庫化され、
その手前には単行本という出版形態があるとして、
さらにその手前の粗削りな出版を試せないかと考えました。
ある部分で検証が十分でなかったり、
青くさかったり、偏りがあったっていいという本。
そこからまた、読み手のみなさんとの応答で、
本は育っていくだろうと思うからです。
決して音量の大きな呼びかけではないかもしれません。
ただそこに書き手の本気があれば、
その小さな音も、意外に遠くまで響くものだと信じています。
(発行人)
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1冊目はクルミドコーヒー 胡桃堂喫茶店の店主
影山知明著の『続・ゆっくり、いそげ』です。
11月26日発売。
詳細は追ってご案内差し上げます。
